ミシュランタイヤの構造的問題が危惧される中、アメリカGPの予選は大きなアクシデントも無く、なんとか無事終了した。
★アメリカGP予選結果はこちらポールポジションはトヨタのトゥルーリがライコネンを振り切って獲得。
トヨタにとって記念すべき初のポールポジション獲得は、60戦目の節目となる一戦であった。
2位ライコネン、3位にはBARホンダのバトンがつけた。
我らが琢磨は8番手。
これには少し事情があるようだ。
■ジル・ド・フェラン B・A・R Hondaスポーティングディレクター
今日は実り多い1日だった。昨夜の間にマシンのセットアップを幾つか変更し、今朝は2台を異なるセットアップで走らせた。その結果、ジェンソンのセットアップの方が望ましいという結論に達した。それまで試してきたセットアップと異なる慣れない状態のマシンながら、琢磨は予選で良く頑張り、ジェンソンも3 番手を獲得した。今日の結果は満足できるものだし、明日のレースはポジティブな気持ちで臨むことができる。
タイヤの状況に関しては、ミシュランの決定に沿って対応するが、我々は彼らの判断を信頼している。
琢磨はバトンのセッティングで予選をぶっつけ本番で走ったのだ。
今回も琢磨はバトンより出走順位が先ということもあり、毎度のことながら琢磨の情報がバトンにフィードバックされているはずだ。
これが逆だったらとも思うが、自力で流れを変えるしかない。
来期のシートをめぐってBARもいろいろウワサが飛び交っている。中には琢磨の契約は今シーズンで終了だが、その契約の延長が注目されているものの、成績不振のため一部では厳しい声も聞かれるなどというものもある。
今シーズンもゴタゴタしている間に第9戦の折り返し地点まで来てしまった。
なんとかキラリと輝きを見せて欲しい琢磨である。
さて、予選は無事終了したものの、問題は決勝だ。
ニュータイヤで10周くらいまでは問題ないとしているミシュラン。
予選はOKでも決勝はそうはいかない...。
ミシュランはスペインGPで使用したタイヤを空輸し、それを使用することをFIA側に打診したものの、モズレーは認めていない。
(BSは了解しているらしいが...)
これによってミシュランはユーザーにレース辞退を進言せざるを得ない状況となっている。
ルノーは安全第一と決勝レース出場辞退を示唆している。
他チームもミシュランの進言に従うようなコメントが多いよう。
他にも最終コーナーを自発的イエロー区間にするとか、シケインを急造する等様々な憶測が飛び交っているらしいが、結局ミシュランの空輸タイヤ使用許可(ペナルティ付き)で落ち着くのではないだろうか。
ここまで来て12チームそろわないことで中止って訳にもいかないでしょうから...。
モズレーおじさんどうするつもり?
この人よくわかりません...。
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